会のあゆみ
戦後の混乱から、世情も落ちつき経済のめざましい発展も緒についた、昭和28年、中津市下毛郡の小中学校の先生方による図工科研究会が中心となり、時代の高揚した気分に触発されて中津美術協会が設立されました。「この会は地域社会の美術向上を図ると共に、会員相互の研修と親睦を深め市民文化の発展に寄与することを目的とする」と会則に従い、メイン行事である中津市美術展を主催して、半世紀を超える回数の展覧会を開催してきました。
協会発足と同時に第1回展を旧市公会堂で開き、毎年連続して開催しています。協会発会式は島田神社で行なわれ、今は亡き現代画壇の著名作家系園和三郎氏、武田由平氏等、会員58名が名を連ね、会長山田保、副会長武田由平、伊東逸峰の三氏で、その後二代会長向笠広次氏、三代会長木村又郎氏、そして現会長向笠寛氏と続いています。現在の会員数は70名を超えています。
昭和47年には20周年記念展、平成14年には50周年記念展を開催することができました。現在は中津市立小幡記念図書館に於て、毎年、大分県美術展巡回展と共に二大美術展として定着しています。